「◯うこと」を止めれば劣等感はなくなる

通常、「コンプレックス(complex)」っていうのはイコール「劣等感」という意味合いで使われるけど、本来の意味は「(抑圧的な)感情の複合」です。
 
で、いわゆる「劣等感」を英語で言うと「インフェリオリティー コンプレックス(Inferiority complex)」ってことになります。
 
「インフェリオリティー(Inferiority)」単独では「下位、劣等、劣勢、粗悪」という意味。
 
つまり、「インフェリオリティー コンプレックス」を正しく訳すならば、
「下位、劣等、劣勢、粗悪に対する抑圧的な感情の複合」ということになります。
 
 
って考えると、もちろん「自分は他人よりも劣っている」という「劣等感」は「インフェリオリティー コンプレックス」と言えますが、
 
「他人より劣ってはいけない」という抑圧的な意識で自分の優位を必死で保とうとしている人も「インフェリオリティー コンプレックス」であると言えます。
 
 
つまり、実際に劣っているかどうかは関係なく、「他人より劣ってはいけない」という脅迫観念そのものが「インフェリオリティー コンプレックス」であり「劣等感」の本質だと言えるのではないでしょうか?
 
 
要はね、なんか喧嘩しちゃってるってこと。自分の外側の世界と。
 
「他人より優位でありたい」
 ↓
「他人よりも劣っていてはいけない」
 ↓
「他人よりも劣っている自分はダメだ」
 ↓
「鬱だ死のう」
 
まあ、「劣等感」で悩む側の人の多くは「他人からふっかけられた喧嘩」を買っちゃって、そのままうっかり戦いを続けちゃってるだけだと思うんだけれども。
 
 
他人よりも優れた存在になるよりも、競うことを止めちゃった方が手っ取り早いよ^^