人を支配する方法 その4 監視されていると思わせる

これまでの記事はこちら。
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「パノプティコン」をご存知でしょうか?これはイギリスの哲学者による牢獄の構想です。 
 
中央に監視塔を置き、それを囲むように円形に牢屋を配置します。そうすることにより、中央の監視塔からは全ての牢屋が見渡せますが、牢屋からは監視塔の中が確認できないようになっています。
 
 
そのように設計することで、囚人は常に「監視されている」という意識になるため、脱獄のリスクが減る、ということです。
 
 
人を支配する上で、この「自分は監視されている」という幻想を抱かせるのは実に効果的です。
 
 
「お天道様が見ているよ」という言葉がありますが、
 
実は「パノプティコン」を作らなくても、我々人間には先天的に「誰かに見られている」という感覚が備わっていたりします。
 
ですので、誰も見ていなくても、自分がやったことを恥ずかしがったり、罪悪感を感じてしまったりするわけです。
 
 
世の中には「絶対的な価値の尺度がある」という考え方を受け入れさせることで、人は勝手にパノプティコンに入ってくれます。
 
その設定された「価値の尺度」から外れると、自分で勝手に恐怖や罪悪感を感じてくれるのです。
 
 
そこで恐怖しているのは「存在しない他人」なわけですが、そこで恐怖してくれることでその人自身が「存在しないはずの他人」になってくれたりします。
 
つまり、「価値の尺度」から外れた人間を見たら、自分が糾弾する側になるということ。
 
 
そのようにして「監視の幻想」を広め、お互いがお互いを糾弾し、「価値の尺度」から外れることに恐怖を罪悪感、劣等感を抱いてくれるようになれば”しめたもの”です。
 
 
 
あなたが視線を感じている「世間様」はどんな存在ですか?
 
案外みんな、そういうのが「嫌だなぁ」って思ってたりすると思うぜ?^^