「宇宙」と「世界の創造」と「子どものお絵描き」

ちょっとだけ昔話をさせてもらうと、僕は子どもの頃、お絵描きが好きだったんですよ。
 
画用紙にクレヨンでモジャモジャっとよく分からない絵を描いたりして。
 
んで、小学校の頃の夢は漫画家。
ノートにシャーペンで「漫画っぽい何か」を描いたりしてました。
 
中学校の頃の夢はゲームデザイナー。
ドラクエとかファイナルファンタジーみたいなRPGを作る人になりたくって、シナリオ作りとして小説っぽいものを書いたりしてました。
 
 
高校に入ってからは音楽を始めて、それで20代はずっとバンド活動をしてました。
 
 
これらを振り返って、一体自分は何がしたかったのか、ってことを考えて思い至ったのが、
 
「僕は世界を創造したかったんじゃないか?」
 
ってこと。
 
 
一枚の絵の世界で、
物語という世界で、
ゲームという世界で、
音楽という世界で、
 
箱庭的に自分好みの世界を構築して、それを眺めていたかったわけです。
 
 
でも、結局それらのどれもが今になって続いていないのは、何かが足りなかったから。それらでは満足できなかったから。
 
何が満足できなかったのか?
 
 
だって、自分で作ったそれらって、完成させた時点で完結しているわけです。
 
他人に見せて感動してもらえるのかも知れないけど、自分の中では全て終わっていて、何か感動を生み出すようなものではない。
 
 
今になって思うのは、僕が作りたかった「世界」っていうのは、完成っていうのが存在せず、勝手に自発的に動いていくものなんだろうな、ってこと。
 
勝手にキャラクターが動いて、
勝手にキャラクターが生まれ、
勝手にキャラクターが進化し、
勝手にキャラクターが物語を紡いでいく。
 
 
であればこそ、作った自分も感動できるわけです。
 
 
そういえば、そういった「作品作り」以外で子どもの頃に好きだったのは生き物を飼うこと。
 
夏休みにカブトムシとか買って来て、プラケースとかに入れてるのを観察するのが好きでした(やつらすぐに地中に潜るので観察し甲斐がなかったわけだけど笑)。
 
生き物は作品と違って、勝手に生きて勝手に動くわけです。
 
 
でも、生き物の飼育だと、結局は飼い主が世話をしなければ死んでしまうので、そういう意味では完全に「勝手に生きている」ってわけでもなく。
 
 
おそらく、子どもの頃に作りたかった「箱庭」っていうのは、完全に自立した「それだけで動いていく世界」だったんじゃないか、と感じます。
 
 
子どもの頃、一番買うまでに期待したゲームが「シムアース」っていうソフトで、これは惑星をシミュレートして、酸素とか二酸化炭素、地軸とかを操作して、生命を誕生させ、進化させるっていう内容でした。
 
なんかねぇ、すんごい興奮した憶えがあります。おそらく、その時に想像していた内容が、最も自分が求めていた世界に近かったんじゃないかな。
 
なので、ビオトープ作るのとかは若干興味があるんですけど、それは置いといて。
 
 
ここまでを総括して思うのは、僕は神様になりたったんだろうってこと(笑)
 
んで、自分で作った世界を眺めていたかったんじゃないかなぁ、と思うわけです。
 
 
宇宙を作り、
物質が生まれ、
生命が生まれ、
文化が生まれ、
 
自己増殖し、
自立的に行動し、
自立的に思考し、
不定期に進化を繰り返し、
 
殺し合ったり
愛し合ったりして、
 
無数の物語を勝手に紡いでいく。
 
 
「そんな宇宙を作りたかったんだろうな」っていうことに思い至った時に気付いたのは、
 
「それ、目の前にあるじゃん!」
 
ってこと。
 
 
別に自分で作らなくても、どっかの誰かが遥か昔に作っていい感じに育ったそれが目の前の空間に広がっていたぜ!
 
っていうオチ(笑)
 
 
って考えると、
「目の前の宇宙って面白いぜ!」ってつくずく思うわけですが、そう一個考えたのが、
 
 
もし、子どもの頃のチビサトルンがゲームソフトかなんかで自分好みの宇宙を作り出せて、造物主としてその世界を眺めることに飽きたとしたら、次は何を望んだのか?
 
 
多分、自分がその世界の住人として、その世界を体感することを望んだんじゃないかな。
 
 
自分が作った箱庭で、自立的に発展していく世界を、その世界のキャラクターとして体感すること。
 
いろんな人生があって、
いろんな悲劇があって、
いろんな喜劇がある。
 
んで、それぞれを味わって面白がること。
 
 
それを面白がるには、自分が造物主であることを知っていたら面白くないわけで、そういった記憶は消去して、完全にその世界の住人としてそれを楽しむ。
 
 
んで、一個終わるごとに、それがどんなものであれ
「あー楽しかった♪( ´ ▽ ` )ノ」
「次はどれにしようかな?」
 
 
案外、僕らの人生ってそんなもんなのかもよ?^^

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