関係性と自我の話

こんにちは、「超次元コーチ」サトルンです^^ 
 
前回の投稿では、
「”本当の自分”みたいなもんは常に変化していく
 ”幻”のようなものだよ(諸行無常)」
というお話をしました。
 
んで、その中でチョロっと「諸法無我」ということに
ついても触れましたが、今回はそちらについて
重点的に語ってみたいと思います。
 
諸法無我。
「この世の中のどこを探しても
『これが私である』というものは存在しませんよ」
これもお釈迦様がおっしゃったことです。
 
 
例えば。
僕の場合、「自我のモード」がざっくり分けて
4~5種類ぐらいあります。 
「意識レベルのつまみ」みたいなのがあって、
その時々で使い分ける感じです。
 
なので、コーチングセッションをやってる時と、
普段お友達と会う時でキャラが全然違ったりします。
 
「本気っぽいサトルン」もいれば
「アホっぽいサトルン」もいるわけで。 

 
特に「氣」などの非言語的なアプローチを使う時は
高い意識レベルを維持する必要があるので、
話し方とか表情とかマルっと変わります。
 
 
「じゃあ、どれが本当のサトルンなの?」
って言われても、
 
やっぱり
「どれも本当のサトルンですよ♪」
 
という答えにしかなりません。
 
 
その時々で必要となる自我は違いますし、
それはつまり「どの自分が嬉しいのか」が
違うということでもあります。
  
人によっては「アホっぽいサトルン」こそが
素の「ありのままのサトルン」だと
思うかも知れませんけど、それはちょっと違います。
 
 
例えば、対面のコーチングなどで
お金と時間を使って会いに来てくれている人の
お役に立つために、「高い意識レベル」の状態を
維持したい中で、「アホっぽいサトルン」の
自我を使うのは、僕にとっては心外なことです。
 
だって、その場での僕の望みは
「来てくれている人のお役に立つこと」です。
 
「アホの子サトルン」の自我を使ってしまうと、
まあそれはそれで楽しい感じの時間にはなるのかも
知れませんが、お役には立てないわけです。
 
つまり、「自分自身の意志」が反映されていない
という意味で、それは「ありのままのサトルン」
ではないってこと。
 
 
なので、その4~5種類の自我の中で
「これこそが本当の私です」
と言えるものはないってこと。
 
 
じゃあ
「その4~5種類ひっくるめれば本当のサトルンですか?」
と言われれば、それも首を傾げざるを得ないのは、
同じ「自我のモード」であっても相手によって
微妙に在り方が変わるからです。
 
 
コーチングの現場においてもクライアントによって変わるし、
「アホの子サトルン」でも同年代の友達と遊ぶのとチビっ子と
遊ぶのとではキャラが全然キャラが違ったりします。
 
 
これっていうのは普通の人でも同じなんじゃないでしょうか?
 
仕事の時とプライベートの時で自我を使い分けているはずです。
親しい友達と会う時の自我にしても、
Aさんと会う時とBさんと会う時で違いがあるはずだし、
AさんとBさんとCさん全員と一緒にいる時とで
やっぱり違いがあるはずです。
 
  
それに対して
「どれが本当のあなたなの?」
って言われても困りませんか? 
 
つまり、自我とは関係性の中にしか存在しないので、
関係性が変われば自我も変わるってことです。
 
 
しかも「諸行無常」なので、
仕事の現場もAさんBさんCさんの自我も
常に変化し続けています。
であれば、それに対するあなたの自我も
合わせて変化するはずです。
  
  
さて、あなたはそんな中で、
自分自身の自我を定義しきれますか?
 
 
まあ、無理やり自分の枠を決めちゃって
「これが私です」って言い切ることは
出来るでしょうけど、多分苦しいと思いますよ(笑) 
 
 
なので、僕が「ありのままの自分」とか
「本当の自分」っていう表現を使う時、
それは「喜びの在り処」
という意味で使っています。
 
要は
「その場その場で一番嬉しい
 在り方をしている自分」が
「本当の(ありのままの)自分」ってこと。
 
 
もちろん、
「もっと嬉しい在り方をしている自分」
というのが可能性としていくらでも
存在しているわけですから、
厳密に言ってしまえばそれすらも
怪しかったりするわけですが(笑)
 
 
だからね、そういう意味でも
「本当の自分とはなんなのか?」
ってことはあんま深く考え込む必要は
ないってことです。
 
結局、それっていうのは「幻」だから。
それっぽいものですら、
関係性によってコロコロと
変わっていってしまうものです。
 
 
だから、
「『やりたいこと』と
 『なりたい自分』が全てである」
ってことを言っているわけです。
 
 
なんとなく、自分の中の「喜びの在り処」を
感じられていればそれで充分ってこと。
 
 
つーかさ、「ブレない(変わらない)私」よりも
「瞬間ごとにダイナミックに変化していく私」の方が
楽しいと思うんだけど、どうだろ?^^

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